エクスタシー~極上のオトコ!?~
私は靴を履いたまま、寝室に運ばれた。


シンプルなベッドとソファ。


想像していたよりは片付いている。


枕もとに写真が一枚、飾ってあった。


ハネムーンだろうか。


青い海を背景にしたエクスタシーと翔子さんの笑顔。


封じ込めたはずの罪悪感がまた頭をもたげる。


「私、床でいい」


「え?」


「ベッド使うの……悪いから」


エクスタシーはベッドにおろしかけた私を、ソファの上に寝かした。






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