エクスタシー~極上のオトコ!?~
ソファの上で重なり合った。


もう引き返せない……。


素肌と素肌が触れている。


体のあちこちに、彼の指先と唇が触れてきた。


緊張と恥ずかしさとで頭の血管が破裂しそう。


両方の膝を抱え上げられた。


「ん……」


エクスタシーが時間をかけて私の中に入ってくるのがわかる。


あまりの痛みに息が止まりそうだった。


絶対、ムリ……。


何をしてもいいって言ったのは、なかったことにして欲しい。


彼の体を押し戻しそうになった。


少年のように頬を紅潮させているエクスタシーが息を弾ませながら
「気持ちいい……」
と、つぶやく。


そっか……。


彼は気持ちいいんだ……。


それだけで、痛みを乗り越えることができた。


羞恥と苦痛と快感。


そのすべてが、体の中でトロトロに混ぜ合わさっていた。




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