エクスタシー~極上のオトコ!?~
4.
空飛ぶオバサン @美穂
アタシは憂うつな気分で家を出た。
門扉の向こうに航空会社がよこしたハイヤーが停まってる。
アタシが道へ出るとすぐ、外でタバコを吸ってた運転手がその吸い殻を携帯用の灰皿へねじ込んだ。
後部座席のドアを開ける目が
『遅い』
と、アタシを非難してる。
そんな顔されたって……。
枕の横に置いている携帯のアラームが二回ほど鳴ったのは覚えてる。
が、眠くて起き上がれなかった。
仕事に行かなきゃ……。
そう思うと、まるで体が動くことを拒否するかのように全身がだるくなり、眠気が強まる。
もはやこれは『体質』だと言っても過言ではない。
やっぱり、アタシは労働に向いてない。
門扉の向こうに航空会社がよこしたハイヤーが停まってる。
アタシが道へ出るとすぐ、外でタバコを吸ってた運転手がその吸い殻を携帯用の灰皿へねじ込んだ。
後部座席のドアを開ける目が
『遅い』
と、アタシを非難してる。
そんな顔されたって……。
枕の横に置いている携帯のアラームが二回ほど鳴ったのは覚えてる。
が、眠くて起き上がれなかった。
仕事に行かなきゃ……。
そう思うと、まるで体が動くことを拒否するかのように全身がだるくなり、眠気が強まる。
もはやこれは『体質』だと言っても過言ではない。
やっぱり、アタシは労働に向いてない。