エクスタシー~極上のオトコ!?~
「あの……。すみません」


振り返った白い顔は見知らぬ女に声をかけられて、少し驚いたような表情を浮かべている。


「あの……。萩野さんは……」


言い掛けただけで、翔子さんの顔がこわばった。


「あなたタケルの知り合い?」


「は、はい……」


「あの人に言っといて。離婚届、早く役所に出してって」


「え?」


「出さないと裁判にするから」


不愉快そうに言い放った彼女は、心配そうに立っている男性の腕をとって歩き出した。




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