エクスタシー~極上のオトコ!?~
アタシは自分が客として、この席に座るシーンを思い描いた。
シャネルのパンツスーツを着て、ウェルカムドリンクのシャンパンを飲んでるアタシ。
正社員CAどもに羨望と嫉妬の混じった目で見つめられるアタシ。
藤山を呼びつけて、あれこれ用事をいいつけるアタシ。
ああ、素敵すぎる……。
妄想が暴走しかけた。
そのとき、携帯が震えた。
やば。
オフるの忘れた。
まずい。
飛行機の計器が狂ったら、どーしてくれんのよ。
あたしのせいでクラッシュ?
誰だ。こんなときに。
こっそり、ポケットから取り出した。
なんだ、メールか。
理沙からだ。
『ダイエットドリンク、賞味期限が切れてます。大丈夫でしょうか?』
返信する気にもならない。
貧乏くさい話だ。
が、賞味期限ぎれのドリンクを高値で売りつけた負い目があったので、一応レスしておいた。
妹よ、小さいことは気にするな。
シャネルのパンツスーツを着て、ウェルカムドリンクのシャンパンを飲んでるアタシ。
正社員CAどもに羨望と嫉妬の混じった目で見つめられるアタシ。
藤山を呼びつけて、あれこれ用事をいいつけるアタシ。
ああ、素敵すぎる……。
妄想が暴走しかけた。
そのとき、携帯が震えた。
やば。
オフるの忘れた。
まずい。
飛行機の計器が狂ったら、どーしてくれんのよ。
あたしのせいでクラッシュ?
誰だ。こんなときに。
こっそり、ポケットから取り出した。
なんだ、メールか。
理沙からだ。
『ダイエットドリンク、賞味期限が切れてます。大丈夫でしょうか?』
返信する気にもならない。
貧乏くさい話だ。
が、賞味期限ぎれのドリンクを高値で売りつけた負い目があったので、一応レスしておいた。
妹よ、小さいことは気にするな。