エクスタシー~極上のオトコ!?~
真ん中あたりの席で、おじいちゃんが
「ありがとう」
と、品のいい笑顔を浮かべておしぼりを受け取った。
七十ぐらいだろうか。
服装のセンスがいい。
とても知的な顔をしてる。
その包み込むような笑顔に、ほんの一瞬、癒された。
余裕のある金持ちオーラ。
ああ、あと四十歳若かったら、嫁にいってやったのに……。
けど、年寄りの遺産を狙うほど、腐ってないの。
残念な気持ちでギャレーに戻ると、藤山が仁王立ちで待ってた。
「関谷さん。配るのが遅い。そして笑顔が硬い」
それはすべて藤山のせいだ。
それでも、
「申し訳ございません」
と、頭を下げ、うつむいて唇を噛むしかない。
「ありがとう」
と、品のいい笑顔を浮かべておしぼりを受け取った。
七十ぐらいだろうか。
服装のセンスがいい。
とても知的な顔をしてる。
その包み込むような笑顔に、ほんの一瞬、癒された。
余裕のある金持ちオーラ。
ああ、あと四十歳若かったら、嫁にいってやったのに……。
けど、年寄りの遺産を狙うほど、腐ってないの。
残念な気持ちでギャレーに戻ると、藤山が仁王立ちで待ってた。
「関谷さん。配るのが遅い。そして笑顔が硬い」
それはすべて藤山のせいだ。
それでも、
「申し訳ございません」
と、頭を下げ、うつむいて唇を噛むしかない。