エクスタシー~極上のオトコ!?~
うなだれたアタシの頭の上で、ポーンと音がした。


掲示板の中でA5の文字が点滅してる。


あの上品なおじいちゃんの席だ。


藤山がイラつくような顔で
「早く行きなさい。安藤画伯がお呼びよ」
と、あたしに命じた。


「がはく?」


「まさか、知らないの? あの安藤道行よ?」


無知なアタシに呆れるような目。


あのおじいちゃん、画家だったのか。


顔をみても、名前を聞いても、ピンと来ない。


あたしが顔を知ってる画家はジミー大西ぐらいだ。



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