エクスタシー~極上のオトコ!?~
アタシは腕組みをしたまま、このタチの悪い借金とりをにらんでやった。


「ご近所さんに見せるためにやってるんでしょ? 続けなさいよ」


そう言い返してやったが、取り立て屋は怯むどころか不敵な目をしてニヤリと笑った。


「じゃあ、せいぜい他の御近所さんにも吹聴してくれよ。芦野景子は借金取に追いまわされてるってな」


「吹聴したいのはヤマヤマだけど、そんなことをしたら、あたしの評判も落ちるじゃないの。悪いけど、あたしはギャラリーとしてここで見てるだけ」


萩野は噴き出すように笑った。


「変わってんな」


「ほっといて」





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