僕らの初恋は淡く鈍い色で輝く

下校中

  今日は出来事が多すぎて
  頭が混乱しそうだ・・・・

  ・初めての友達(しかも私と同じ立場だった)
  ・イケメン&頑固なメガネくん
  ・入学式

  そのうち2つはいいことなんですけどね★

  下校中、私は近所の自動販売機で
  カフェオレを買って温まっていた
 
  (やっぱホットに限るよ^^)

  

  その時だった
  公園の前をメガネくんが通り過ぎたのだった

  「あ…!」

  メガネくん、こっちに気がついた・・・?
  ちょっ!こっちくるんですケド!

  「おい」

  ひぃ!なんでございましょう!!?

  「あんた、同じクラスの奴だよな?」
  「は…はい…」

  怖い!目がギラギラしてる!!

  「今日のこと、
   あんまり他言しねぇでくんねぇか?」

  え?

  「アイツがかわいそうだからな」

  あ・い・つ??

  「な?」

  私は混乱してうんうんうなずいた

  「いいこだ」

  メガネくんはそっと囁くと
  公園から立ち去っていった

  「アイツって・・・だれなんだろう?」

  少し落ち着いた私は
  残っていたカフェオレを飲み干すと
  家路に戻った
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