BLACK★SECRET〜秘密を抱えた女〜
前みたいに無理やり車に乗せたようにはしないからね。





「どうする?」


「あっ、大丈夫。電車で帰るから」


「そう、じゃ気をつけてね。バイバイ」





俺はできるだけ明るく振る舞って、再び待たしていたタクシーに戻った。



あ〜あ、やっぱり辛いな……。


苦しいな……。


死にそうだな……。



心なんかなくなってしまえばいいのに。





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