【短】Mid night Venus。
「あーーーっ♪網谷くん今日も来てくれたぁっ!安美嬉しい~っ」
いつものクラブに入れば、カウンターから俺をすぐ見つけ駆け寄ってくる女。
「勿論。安美ちゃんからの指名だから」
そう言ってkissを一つおでこに落とした。
俺と同い年かもう少し上だろう。
最近毎日俺を誘ってくる、化粧ッ気の濃い女。
安美(あみ)。
超ミニスカートから露わになっている足。
あまりタイプではないが、そのミニスカはナイス。
「網谷くんあっちでほらっ飲も?」
グイグイと俺の腕を引張ってカウンターへ連れ出す安美は、既に酔っている。
入り口からカウンターまで約10メートル。
今日は金曜の夜
いつもより客が多い。