あいらぶ先輩!
「......。」
思いのほかあのレストランのパスタは美味しくて、あたしはご機嫌。
レストランを出て、歩きだすあたし達だけど...。
行く当てがない。
映画に行くのは決めてたけど、見た後の予定を決めていなかった。
気まずい沈黙。
爽司もどこに行こうか考えてるみたい。
まだ1時。
行こうと思えばどこでも行けるけど...。
しばらくして、爽司がフっと顔を上げて口を開いた。
「...家、来る?」