あいらぶ先輩!


「...んっ...。」


唇にキスかと思ったのに、キスはあたしの頬に落とされた。

啄むような、くすぐったいキス。

それだけであたしのカラダは反応してしまう。


唇は除除に下降してく。

首筋、鎖骨、胸元...。


胸のドキドキがおさまらない。

きっと、爽司にも聞こえているだろう。



爽司の手が、あたしのシャツの中へと侵入する。


「......ひゃ...。」


爽司の手はひんやりと冷たくて、思わず声を上げてしまう。




「緊張してる?」


あたしと目線を合わせて、妖艶な表情の爽司。


そっと髪に触れた手は優しかった。






「...爽司の、せいだよ...」



あたしがそう言うと、フっと口角を吊り上げた。




「可愛い...るい...。」




ドキッと胸が跳ねる。

滅多に聞けない、爽司のあまい言葉。


顔が、あつくなる。



爽司の行動に、言葉に、いちいちドキドキして...。


あたし、心臓持たないよ...。




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