あいらぶ先輩!




あたしの中に爽司が入ってきたとき。


ものすごく痛くて痛くて...

...最後までできなかった。



何とか堪えようとするあたしに爽司は、「無理すんな。待ってるから」って言って、ぎゅっと抱きしめてくれた。


泣きだすあたしの頭を優しく撫で続けて...。



あたしは爽司の腕の中、情けなさでいっぱいだった。


―...エッチってこんなに痛いものなの?







すぐ隣に眠る爽司の寝顔を見て、ガクっとうなだれた。



ごめんね、爽司。


そう、心の中で謝った。



留美も、さくらも、してること。


二人ともこの痛みを乗り越えたんだなぁ。

改めて尊敬するよ...。






「はぁ...。」



小さなため息をつく。


窓から見える空は雲で埋め尽くされてる。


今日は12月25日、クリスマス。





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