あいらぶ先輩!


「...んん...る、い...?」


布団の中でもぞもぞ動きだす爽司。

どうやら、目を覚ましたようす。


「おはよ、爽司。」


「ん、はよ。...カラダ、大丈夫?」


まだうっすらとしか開いていない目をこすりながら、あたしに問う爽司。


そのしぐさが可愛くてキュンとする。



「うん、大丈夫。」



爽司は、優しい。


あたしは昨日できなかったのに、こうやってあたしのカラダの状態を心配してくれる。


申し訳なさが募る。




「朝飯、食うか。」


ベッドから立ち上がる、グレーのスエット。


続いてあたしも立ち上がったけれど、



「ひぎゃ!」



あ、あ、あたしっ!


パンツとキャミソールしか着てない!



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