あいらぶ先輩!
「...元から、ムリだったんじゃね?
合わないんだよ、きっと。」
「...そうなのかな。」
ボールを玩びながら、視界に入ってきたハルキが言う。
「オレ、るいの悲しそうな顔...。
よく見てる気がすんだけど?」
そう言ってあたしを見つめるハルキも、複雑な表情をしていた。
そんなに頻繁に悲しそうな顔してるんだ...。
そう言えば、
ハルキと初めて会った、あの保健室でも、今も...。
あたし、
ハルキに情けない顔ばっか見られてるな。
「ムリなのかな?」
もともと、あの爽司とあたしなんかが付き合うだなんて...。
虫が良すぎたのかな?
いまさらだけど、釣り合わなさすぎるよね。