あいらぶ先輩!
疑問に思ってること、すべて見えた気がして、熱いモノがこみ上げてくるのがわかった。
「....っうう..。」
初めて爽司にキスされたとき、
キスした理由は″わからない″だったし、
″好きなんだと思う″って曖昧な答えだった。
あたしがあんまりにもしつこいから、受け入れてみただけ?
爽司のそばにいれることが、あたしには嬉しすぎて。
一人で空回りしてただけだったの?
爽司は、こんなバカなあたしに...。
うんざりしてた?
「別れる?」の理由も...。
めんどくさくなったのかな?
このハートのネックレスも、
優しくてあたたかいキスも、
抱きしめた体温も...。
全部...。
「......バカみたい...。」
あたしは、自分が好きな気持ちだけで、
爽司を振り回してたんだね...。
ホント、バカみたいだ。
一人で浮かれて。
空回りして。
......もう、嫌だ...。
「...オレにしろよ。」
そう聞こえたとき、
大きなカラダがあたしを包み込んだ。