あいらぶ先輩！

ハルキの気持ち

「オレはるいを泣かせない。」



ぎゅっと、強く抱きしめられるカラダ。


力強い言葉に、あたしの心はクラクラしてた。







「オレはるいが好きだ。」



一番、爽司から欲しかった言葉...。

涙腺は完全崩壊して、溢れ出す涙が止まらない。



爽司とは、やっぱり違う腕。

爽司の腕は、あたしを幸せでいっぱいにした。


この腕は強くて、がむしゃらで...

あたしの胸は切なく揺れる。




「アイツなんかやめろ...。」



あたしが欲しいのは、この腕じゃない。


でも...。

叶わない腕を望むよりも、

この腕に委ねてしまえたら...


この苦しくて仕方ない心は、

楽になれるの？