あいらぶ先輩!
気持ちをストレートにぶつけてくれるハルキに、
あたしは拒否することも、
受け入れることもできなくて。
子供みたいにただ泣きじゃくった。
そんなあたしを、ハルキはずっと抱きしめ続けてくれていた。
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「落ち着いた?」
涙がおさまってきたら、ハルキはそっとあたしを離した。
宥めるような優しい声が心地良かった。
きっと今あたしは、目は真っ赤で、ヒドイ顔をしてるだろう。
「ココア、飲む?」
「......うん。」
立ち上がりキッチンに向かったハルキ。
肌が突っ張ってイタイ...。
気持ちが静まってきたら、思考が働いてきて、いろんなことが浮かんだ。
なんで、
ハルキはこんなに優しいんだろう。
考えてみると、あたしを守ってくれてるのはいつだってハルキなんだ。
...てか、あたしのどこが好きなんだろ...。