あいらぶ先輩!
あたしはバカだ。
一瞬でも爽司の気持ちを疑ってしまって。
多分、爽司なりにあたしのことを想っていてくれてるのに。
あたしとハルキを見て、
どう思っただろうか...。
それでも。
あたしを待ってくれてる爽司は、
優しすぎて、涙が出そうだよ。
でも、好きって言葉は言って欲しいの。
ちゃんと爽司の気持ち全部伝えて欲しい。
今、思ってること...。
全部爽司に伝えたい。
爽司に、会いたいんだ。
「...爽司っ!」
あたしはまだ部活が始まる前の体育館に、勢い良く飛び込んだ。
「...るい。」
なぜかそこには爽司と、今日休んでいるはずのハルキがいた。