あいらぶ先輩!



あたしたちはコーヒーの話から始まり、いろんなことを話した。


最近ハマってる食べ物だとか、音楽だとか、中学時代はどんなだったとか、朝は弱いだとか、欠かさず見るテレビ番組だとか...


他愛もない会話だけど、先輩のことをたくさん知れて嬉しかったし、楽しかった。


気がつくと2時間も話し込んでいて、外は薄暗くなっていた。



「そろそろ帰るか。」


立ち上がった先輩と同じようにあたしも立ち上がって、



「ん。」



また、あの暖かい手を差し出されて。





ただの先輩と後輩だったときとは全く違う。


付き合うってこんなにも相手を近くに感じたり、知れたり...

こんなにも嬉しくて、楽しいもんなんだな、と思った。

< 32 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop