あいらぶ先輩!
あたしたちはコーヒーの話から始まり、いろんなことを話した。
最近ハマってる食べ物だとか、音楽だとか、中学時代はどんなだったとか、朝は弱いだとか、欠かさず見るテレビ番組だとか...
他愛もない会話だけど、先輩のことをたくさん知れて嬉しかったし、楽しかった。
気がつくと2時間も話し込んでいて、外は薄暗くなっていた。
「そろそろ帰るか。」
立ち上がった先輩と同じようにあたしも立ち上がって、
「ん。」
また、あの暖かい手を差し出されて。
ただの先輩と後輩だったときとは全く違う。
付き合うってこんなにも相手を近くに感じたり、知れたり...
こんなにも嬉しくて、楽しいもんなんだな、と思った。