あいらぶ先輩!
恋のかたち
「でねでねっ~...市崎先輩とね~!」
「はいはい、デートしたんですね。
てか、これで3回目なんだけど。」
あの初デートから1週間と五日が経った。
つまりあたしと先輩が付き合ってから、ちょうど2週間。
あたしと先輩は絶好調です☆
デートも何回かしたしっ。
チューもしてくれるし...
って、幸せすぎるよ~!
「はぁ~...てか、まだ″市崎先輩″って呼んでるわけ?」
...へ?
大げさなため息をついた留美。
「うん、そうだけど?市崎先輩もあたしのこと、柚木って呼ぶし...」
「名前で呼び合わないの?」
―――はっ!
恋人同士は名前で呼び合うものなのか!
全然意識してなかった...。
″市崎先輩″と″柚木″に慣れ過ぎてて...
「じゃあ、留美は彼氏さんのこと、名前で呼んでるの?」
そう言えば、留美に彼氏がいるのは知ってるけど、あんまり留美は付き合ってる人のこと話さないよなぁ...。