あいらぶ先輩！

「ちょっとぉ～るい！聞いてる！？」


「あ、ごめんごめん。なに？」



留美が可愛らしく頬っぺたを膨らませて、ちょっと怒ってる。


「もー...最近ぜっったいるい元気ない。

何か悩みあるなら言わなきゃ怒るよ？」



口調はハッキリしてるけど、顔はホントに心配してるって表情。


いやがらせのことは言えないけど...


ふたりに聞いてみようかな。


知っているだろうか？


″花城 ありさ″がどんな人物なのか。




「全然悩みじゃないんだけどね...

ふたりは花城 ありさって言う人知ってる？」




「...知ってるも何も...ねぇ？」



ふたりは顔を見合わせた。









「あたしのお姉ちゃんだし。」


「そだよ？さくらのお姉ちゃん。」





サラリと言ってのけるふたり。






「えぇ！？うそぉっ。」




あたしはというと、びっくりしすぎて目が飛び出しそうだ。