あいらぶ先輩!
「恋人と過ごすクリスマスつったら、するコトあんでしょ!」
恋人がするコト...。
ケーキ食べるコト?
デートするコト?
プレゼントを交換するコト?
...どれも″大人になる″ってのには当てはまらない。
「わかんない...。」
留美はガクリとうなだれた。
さくらはというと、
「はあぁああ...。」
ものすごく長いため息を吐かれた。
二人して意味ワカンナイ。
恋人がするコトって何?
そんなの考えたことないからわかんないよ。
留美があたしの耳に顔を寄せる。
そして、小声で...
「...セックスに決まってんでしょ♪」
「...はあぁぁああ!?」
目が飛び出ちゃうくらいに、尋常じゃないほどびっくり仰天するあたし。
びっくりしすぎて、ハルキが席を立って教室を出て行ったことに、気が付かなかった...。