世界一の君へ、花束を
机の中に参考書と教科書を入れる。
ヒマだな~。
とくにやる気も起きないし。
適当に、ワークだの何だのをやっていた。
下校時間になったので、そろそろ帰ろうと思い、机の中の参考書たちをかきあつめ、スクバに入れていく。
ゴッティーに挨拶を交わして、家に帰る。
みんな、部活が終わっていっせいに帰っていく。
そこで、奈央に会った。
「ど?補修は。」
「ん。最高。」
「そっか。よかったね。」
なんだか、奈央って冷めてるんだよね、こういう時。
なんか、部活の後ってみんなテンション下がるもんなのかな。
私、帰宅部だからわかんないなぁ。
話をしながら歩いて、なんとなく別れる駅のところまで来て、さよならをした。
「バイバーイ。」
「うん、じゃーね!」
時計を見ると、もう7時。お腹すいた。