キャラメルポップコーン
結局、目標体重は40キロ。


20キロ以上も落とすんだ…。


できんのか?


てかどうなんの?


わかんない…(´-ω-`)


コースの説明と、用意するものの説明をされて今日は帰ることに。


そしたら、加奈子チャンに会った。


「ゆいチャン!明日からがんばろう☆」


「うん!」


加奈子チャンはとっても細くてかわいい。


フィットネスクラブに通う意味あんのか?


まったくあおいチャンといい加奈子チャンといい細いのになぜ…?


「ゆいチャン、あたしね、昔超デブだったんだ。」


「えぇー!?うそだうそだ!信じらんない!」


「ほんとだよ。70キロくらいあったの。」


あたしと同じくらいじゃん…。


「なんで痩せようと思ったの?」


「好きな人がいて…それでダイエットして少し痩せたから、告ったの。その時はオッケーだったんだけど、リバウンドしたら振られちゃった。
で、70近くなってこのままじゃダメだって思ってたら、雄一クンが慰めてくれたの。」


「あの人がぁ?」


「優しくはなかったよ。『メソメソしてるヒマあったら痩せれば?』って。」

やっぱり。

「『痩せたらかわいいのに』って風にも言われた。それで、もう1回がんばってみることにしたの。リバウンドしない、彼を見返す方法。」


加奈子チャンにも言ったんだ。そのコトバ。


「どうなったの?彼」


「もう戻ってこないよ。あたしが振ったの。痩せたとたんに、またやり直そうって寄ってきて。でもなんかイヤだった。見た目しか見てないじゃない?」


たしかに…。


「雄一クンは、言葉づかいは悪いけど、人の内面もしっかりみてて、本当はすごくやさしい人なんじゃないかなって…思って…」


えぇ!?

もしかして加奈子チャンは…

「加藤雄一が好きなんだ。」


「えッ!!!!」


いきなり赤くなる加奈子チャン。


わかりやすいなー!


というか、加奈子チャンはどエムだな!

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