ｷｬﾗﾒﾙﾎﾟｯﾌﾟｺｰﾝ

ﾏｶﾛﾝ〜恋〜

「ゆいー！」

あおいﾁｬﾝが走って来た。

今日はこれから大学の講義…

といいつつきっと半分も話聞かないんだろうな、なんて思ってた。

「はぁー間に合った！ところでゆい、ｺﾚ食べる？」

「えっ？」

箱を開けると、そこには


ﾋﾟﾝｸ

ｸﾞﾘｰﾝ

ﾍﾞｰｼﾞｭ

ﾌﾞﾗｳﾝ

ﾚｯﾄﾞ

色とりどりの…


「わぁーぃ☆ﾏｶﾛﾝだぁ!!!どしたのｺﾚー？」


「かわいいでしょ？ﾊﾟﾊﾟのおみやげなの。あたしは今は食べられないからさー、ゆいにかわりに食べてもらおうと思って。」


またﾀﾞｲｴｯﾄだからか…

気にしないで自分で食べちゃえばいいのに…



「あっ、あおいﾁｬﾝそれなぁに？」

女の子が2人寄ってきた。

「ﾏｶﾛﾝだよ。ゆいが食べたいと思って持ってきたの！」


2人は顔を見合わせて苦笑いしてた。


「そうなんだ…」






なんか恥ずかしいなぁ…

あおいﾁｬﾝもそんな言い方しなくても。

あたしがめちゃくちゃがっついてるみたいじゃん。

まぁ、ﾏｶﾛﾝもらったのは嬉しいけどさ。


「あおいﾁｬﾝ、ありがとね！」


とりあえずお礼を言っておこう。


「どういたしまして！」


あおいﾁｬﾝの笑顔がまぶしかった。