秘密のMelo♪y①*日本編*
まあー…。
さすがは星野楓。人気殺到だね。
りんりんもモテモテだっさすが大人のおねえさん!
完全に他人事として遠巻きに見ていたあたしだけど……。
「あー、待ってえな」
しゅっちゃんの次の一言で、思いっきり中心に巻き込まれる。
「俺と轟と高橋とー、そいから密かに野郎共の狙っとる真緒ちゃんと」
……え。
「……あと星野楓は、もう予約済みやでー♪」
……ええ!?
な……なんてことでしょう…。
しゅっちゃんは、蓮くんとりんりんの肩に腕を置き、あたしと彼を指差してそう宣言した。
「しゅっ……」
「ほな行こか!」
「はいはい…ったくもう」
「じゃ、行くよ星野くん」
口を開きかけたあたしはしゅっちゃんの手により引きずられ……反論する暇すら与えられなかった彼は、蓮くんの手により引きずられた。