秘密のMelo♪y①*日本編*

「ありがとうみわ先生。いつもごめんっ」


怪我をしてないほうの左手で軽く謝ってみせた。


「あはは。いいんだよ。君のコレは慣れてるしね」


「す、すみません…」


「いいよいいよ。また来なね」


「ううんもう二度と来ない」


「あはは! これもあったね。また来るよって言ったらううんもう二度と来ないでって何回言われたことか」


…だって。

しょおがないじゃない。

それに病院にまた来なねって言うのもどうなの?

本来来るべきじゃないとこだよね?


「先生もういい? ねえもういい? かっくんのとこ行ってもいい?」


「ああ。いいよ。……かっくんて誰?」


やたっ!


ぴょんぴょん飛び跳ねながら診察室を飛び出した。


「かっくんかっくん!」


待合室のベンチにかっくんは座っていた。

ほっと安心して、立ち上がった彼に抱きついた。


「こわかったぁ」


「よしよし…お疲れさん」



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