秘密のMelo♪y①*日本編*

呆れかえるかっくんと共に、荷物と琥珀達を抱え、日本にはたった一つしかない藤峰家用のヘリポートに着いた。


「真裕お嬢様。お待ちしておりました。お久しぶりです野木でございます」


「やっだな野木さんたらー。ここに送ってくれたのも野木さんじゃん。いくらなんでも覚えてるって~」


「いや……お前なら忘れてそうだし」


「なんか言った?」


「別に…」


礼儀正しくお辞儀をする野木さんに荷物を預け、乗り込んだ。


「さすが藤峰家…」


「なにが?」


「いや」


うん。

でも大丈夫そうだね。

内装は、お母さんのこだわりでだいぶんお部屋っぽくまとめてある。

飛行機だから揺れとかもないし…琥珀達大丈夫だよね!


「こわかったらゆーんだよ?」


「わんっ」


「どうやって…」


そんなの…あれだよあれ。

以心伝心?


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