秘密のMelo♪y①*日本編*
「俺的に一人だと揉まれるからな」
「胸を?」
「……その顔で下ネタかよ」
いや、本気ですけど。
違うの?
「ハァ……」
きょとんと見上げると、大きなため息をつかれた。
目が本気で呆れている。
さらに首をかしげながら、ひょこひょこと歩いた。
着いた場所は『音楽室(3)』と書かれた場所だった。
(3)ってなんだろう…。
「…ねえねえあれどういう意味?」
つんつん服のすそを引っ張ってプレートを指差した。
「ああ……この学校は音楽室と名のついた部屋が十はある」
うっそ。
音楽室が十個?
さすが…。
ていうかじゃあもう、音楽室って名付けなくてよくない?
そこ教室にしちゃえばいいのに。