最強剣士(仮)女子高生☆
「ん、一年生ー?」

話しかけてきたのは、星あすみ先輩だった。

男子と同じ大きなボトルではなく、一人だけペットボトルでダカラを飲んでいる。

「いやーあたしのスピーチがよくて来てくれたのかなー?ふふ、女子の選手今あたししかいないからうれしー」

先輩はそう言うと、あどけない笑顔を見せた。


ん?あたししか?

「あの・・・はじめまして。先輩の成績は耳に挟んでます」

「えぇ?やだぁはずかしーなー、えへへ」

「部紹介のとき、先輩もう一人いませんでした?」

「あっ、私も髪の短い先輩みました!」

「あー・・・うん、気にしなくていーよ、幽霊部員みたいなもんだから」

先輩が少し悲しげな笑みを見せたので、あたしはそれ以上言及できなかった。

由美ちゃんはまだ何か言いたがっていて、何か口に出そうとしている。

さ、先に話題変えないと!

「あー、先輩、あのマネージャーの方は?」

「あ、じゃぁ紹介するね。すずちゃーん!」

するとマネージャーがこちらに走ってきた。

・・・やっぱり綺麗な顔だなぁ。


「こちらが森本・・・」

とあすみ先輩が言うと、その先輩は手でそれを制した。
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