最強剣士(仮)女子高生☆
道場から「やあー!」「めーん!」「あいやー!」といった声が聞こえてくる。
・・変な叫び方する人って絶対いるよね・・・。
「ゆーちゃんさん、女の人の声聞こえてこないですよ?」
「由美ちゃん、普通に悠でいいよ・・・。でもそうだね、なんでだろ?」
そう言った矢先。
「おらぁ!!」
と聞こえてきたのは女子の声。
え、と思って道場に駆け寄る。
すると、そこには制服姿で竹刀を持った少女がいた。
その前には男子が倒れている。
その少女は、しんとなった道場であーあ、とため息をついた。
「無理。今日帰るわ。あすみさん、このあと和歌が来ると思うけど、あたし帰ったって言っといて、ください。じゃ」
「ま、待って!」
入口(いや出口?)に向かおうとした少女に男子は叫ぶ。
少女は体だけこちらを向いてる。
「うちの部には君の力が必要なんだ!君や部員の向上のために練習を・・・」
「あ?」
少女はまたため息をつく。
「あたしそういうのやなんだよね。過剰期待?ていうか強制がやだし、それに、」
少女はくるりと向き返る。
今度は顔ごと、こちらに。
「あたしは道具じゃなくて、中坂美姫っていう人間だっつーの」
・・変な叫び方する人って絶対いるよね・・・。
「ゆーちゃんさん、女の人の声聞こえてこないですよ?」
「由美ちゃん、普通に悠でいいよ・・・。でもそうだね、なんでだろ?」
そう言った矢先。
「おらぁ!!」
と聞こえてきたのは女子の声。
え、と思って道場に駆け寄る。
すると、そこには制服姿で竹刀を持った少女がいた。
その前には男子が倒れている。
その少女は、しんとなった道場であーあ、とため息をついた。
「無理。今日帰るわ。あすみさん、このあと和歌が来ると思うけど、あたし帰ったって言っといて、ください。じゃ」
「ま、待って!」
入口(いや出口?)に向かおうとした少女に男子は叫ぶ。
少女は体だけこちらを向いてる。
「うちの部には君の力が必要なんだ!君や部員の向上のために練習を・・・」
「あ?」
少女はまたため息をつく。
「あたしそういうのやなんだよね。過剰期待?ていうか強制がやだし、それに、」
少女はくるりと向き返る。
今度は顔ごと、こちらに。
「あたしは道具じゃなくて、中坂美姫っていう人間だっつーの」