最強剣士(仮)女子高生☆
「ゆ、ゆーちゃんさん・・・見学行こ?麻衣さんがいないと・・・嫌かもですけど・・・」

私がぼーっとしてると、由美ちゃんがそろりと話しかけてくる。

「あ、ごめんね。うん、二人で行こうか」

「は、はい!・・・ふ、ふたりで・・・きゃっ」

何故か由美ちゃんは頬を染め、両手で頬を押さえると下を向いた。


・・・へ、変な子だ!!





私たちはもう一度道場に行った。

道場ではさっきの中坂美姫のことがあったからか、休憩になっている。

そういえば、さっきの男子はなんで倒れてたんだろう?

中坂美姫、何をしたのかな・・・。


「ん、ゆーちゃんさん、一人だけ制服だよ?」

「多分マネージャーじゃないかな?今水つくってるし」


制服姿の先輩は、大きなボトルに水を入れ、ポカリかアクエリの粉を入れている。

長いストローでちゃぽちゃぽとまぜるていると、ふと上を向いた。

すると私たちと目が合い、にこりと笑って一礼される。

私たちも慌てて一礼した。

「きれーな先輩・・・」

由美ちゃんがそう呟くが、実際綺麗な人だと思った。

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