僕のディスティニー!\(^o^)/
いかにも不機嫌な顔をしたあやたんは僕を見下ろして口を開いた。
「人」というところにも疑問符をつけられたような気がして、彼女から見れば僕は同じ人類ですらないのだろうか。
「この人はねぇ、おれの命の恩人だよー。ちょっと足踏んじゃっただけで怒って追っかけてきたおっかないおっさんから助けてくれたの。超強いんだからー。カポエラだかカバディだかいう拳法でぼっこぼこにされておっさん涙目さぁ」
満面の笑みで意図が不明の嘘を言うあきくん。
カポエラはともかく、カバディーは格闘技じゃなくてインド発祥のスポーツなんだけど。
「……助けてもらったの?」
信じられないようであやたんは訊き直した。そりゃあ僕は背だけは無駄に高いが、格闘技なんか全く経験のない貧弱なただのオタクだからそんな嘘は信じられないのだろう。
「うん、助けてもらった」
大きく頷くあきくんの頭をあやたんははたいた。
「アホ! 早く言えっつーの。なんか気持悪い人連れてきたと思って失礼な態度とっちゃったじゃない」
あまりにも気持悪いと僕にしっかり聞こえる程の声で言うので嫌がらせなのかと勘繰ってしまうくらいだ。
「すみません、何だかよく分からないけど弟を助けてくれたみたいで、ありがとうございます。あんたもちゃんとお礼言ったの!? 今お茶持ってきますから、ゆっくりしていって下さい」
「人」というところにも疑問符をつけられたような気がして、彼女から見れば僕は同じ人類ですらないのだろうか。
「この人はねぇ、おれの命の恩人だよー。ちょっと足踏んじゃっただけで怒って追っかけてきたおっかないおっさんから助けてくれたの。超強いんだからー。カポエラだかカバディだかいう拳法でぼっこぼこにされておっさん涙目さぁ」
満面の笑みで意図が不明の嘘を言うあきくん。
カポエラはともかく、カバディーは格闘技じゃなくてインド発祥のスポーツなんだけど。
「……助けてもらったの?」
信じられないようであやたんは訊き直した。そりゃあ僕は背だけは無駄に高いが、格闘技なんか全く経験のない貧弱なただのオタクだからそんな嘘は信じられないのだろう。
「うん、助けてもらった」
大きく頷くあきくんの頭をあやたんははたいた。
「アホ! 早く言えっつーの。なんか気持悪い人連れてきたと思って失礼な態度とっちゃったじゃない」
あまりにも気持悪いと僕にしっかり聞こえる程の声で言うので嫌がらせなのかと勘繰ってしまうくらいだ。
「すみません、何だかよく分からないけど弟を助けてくれたみたいで、ありがとうございます。あんたもちゃんとお礼言ったの!? 今お茶持ってきますから、ゆっくりしていって下さい」