年下の彼
めちゃくちゃ気ぃ使わせてる
ごめんね…っ
佑歌………
「藍那ちゃん、
早くしないと遅刻するわよ」
「ぅん。
いってきます、お母さん」
うちのお母さんはお嬢様
お父さんは医者だから
あたしは学校を休むことは
できないんだよなあ
心配かけたくもないし
「藍那!
おはよー!」
「み、ぅ?」
何事もなかったかのような美雨
「美雨、おはよ」
あたしなりのありがとうを
伝えたつもり
「あのさ、
佑歌に聞いたんやけど…」
「あー、もう
吹っ切れたし大丈夫
フラれるとかわかってたし」
「え、フったん?あいつ」
「聞いたんじゃないの?」
「すきって言われたって」
うわあ
なんか自爆
「あたしは美雨の友達だから
年上だからって」
年の差なんか
どうしようもないから
「諦めた」