年下の彼




「なに怒ってるの?
なんで泣いたの?」

気にかけてくれてるのは
嬉しいけど


それは言えないし






「ごめんね
もうなにもないから」



「やっぱ佑歌みたいなガキには頼りなくて言えない?」

しょげたような顔する佑歌


「ぅん…
え、てわ!?
あ、違うっ」

反射的?に頷いたあたし
でもそんなの思ってないし!




「そんなの思ってないから
頼りなくなんかない」

いいながら辛かった
やっぱ年の差って無理かな…
って実感したから




「また泣きそうじゃん、」



「しょうがないじゃん
あたしじゃだめなんだよ?
そんなの…」


「藍那?
なんのこと?」





首を傾げて聞く














「佑歌が好きなのに…っ」



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