きみはうちゅうじん
―――――――――

そして、入学式などを終えて、
ワタシと春歌は寮に戻る事にした。


ワタシたちの学校は全寮制で、
もちろん少しは不安もあったが、
同時に一人暮らしの様なものだし、ワクワクしていた。


「入学式つかれたねー、何で校長って話長い人ばっかなんだろー?」

「もー、1日目からそれじゃ先が思いやられ…あれ?」


…ない、あれ!?やっぱりない!!


春歌から誕生日に貰った、
プレゼントのハンカチがない!


どこかで落としちゃったのかなぁ…?
もー、サイアクだよ…。
< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop