きみはうちゅうじん
「…もー、どこにあるのー?」


春歌と別れてスグ必死に探してみたけど、
一向に出てくる気配はない。


「誰かに拾われちゃったのかなー…あれ?」


少し諦めかけてたとき、
桜の木の下…男の子の後ろ姿が、ふと視界に入った。


もうみんな帰ったハズ。
…一体何してるんだろう。


その男の子は何をするでもなく、
ボーっと空を眺めていた。




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