雨に恋した華 〜君とずっと〜

いつもよりも力強いキスが落とされたかと思うと、閉じていた唇を強引にこじ開けられた。


「……んっ……っ！」


口腔のまさぐり方まで強引で、その激しさにあっという間に意識が朦朧としてしまう。


「あぁ、まだ酒が残ってるか……」


一人で納得するように呟いた虹ちゃんは、あたしの首筋に唇を這わせた。


「やっ……！」


久しぶりの感覚に背筋がゾクリとして、同時に小さな声が漏れる。


首筋を這(ﾊ)っていた虹ちゃんの唇が、鎖骨の辺りに吸い付いて来た。