雨に恋した華 〜君とずっと〜
虹ちゃんは両手とその指先をあたしの体の上で遊ばせながら、唇と舌を首筋に這わせ続けた。


じれったいような感覚に、頭がおかしくなりそうになる。


アルコールの力も手伝って意識は朦朧としているのに、体は虹ちゃんの仕種にしっかり反応していた。


「んっ……やぁ……ッ……」


あたしから漏れ続ける声は甘くて、体がピクピクと小刻みに震える。


「虹ちゃ……っ、ぁっ…もう……やめっ……!」


涙が流れた顔でお願いしても、虹ちゃんはあたしの体を攻め続けていた。


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