雨に恋した華 〜君とずっと〜
「二人の邪魔しちゃ悪いし、あたしは『今日はやめとこう』って言ったんだけどね……。村上君が『無理矢理上がり込めばイイ!』とか言って……」


呆れたように話す森さんの視線が、チラリと村上さんに向けられる。


その様子を見て、虹ちゃんから聞いた彼女の話にも納得出来る気がした。


「本当に強引に入って来るから、ビックリしましたよ……」


虹ちゃんは眉を寄せながらあたしに視線を遣った後、深いため息をついた。


あたしは彼をキッと睨んでから、顔をフイッと背けた。


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