雨に恋した華 〜君とずっと〜
「でも、さすがに昨日の長谷川には驚いたよ。まさか、あんなに激しいキスするなんて……」


話を続けていた村上さんの言葉に、一瞬だけキョトンとしてしまったけど…


居酒屋で虹ちゃんにキスされた事を思い出して、みるみるうちに頬が熱くなった。


「あのキスには、さすがのあたしもビックリしたわ〜!」


「長谷川って、意外と激しいんだな」


「あれはっ……!とにかく、全部忘れて下さい!」


そんなやり取りの中、あたしは恥ずかしさに身を縮めるように小さくなっていた。


< 138 / 211 >

この作品をシェア

pagetop