雨に恋した華 〜君とずっと〜
虹ちゃんが腕に力を込めたから、身動きが取れなくなる。


「もう、虹ちゃん……。そうやって、はぐらかさ……」


言い掛けたあたしの唇は、彼の唇に塞がれてしまった。


優しいキスが、少しずつ強引になっていく。


あっという間に服を脱がされた全身は、虹ちゃんの指先や舌に弄ばれていた。


こうなると、もう抵抗なんて出来ない。


虹ちゃんに与えられる感覚に体を震わせて、甘い声を漏らし続ける。


そして、最後にはまた意識を手放してしまった――…。


< 188 / 211 >

この作品をシェア

pagetop