王子様の甘い誘惑【完】
「……もういい。教室に行く!!」


蓮の大きな背中から腕を解いた時。


「嘘。お前はいつでも可愛いよ」


蓮はあたしの頭を撫でると、そっと唇にキスを落とした。


触れるだけの優しいキス。


押し当てられた蓮の唇の熱があたしの体を熱くさせる。


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