王子様の甘い誘惑【完】

蓮はあたしの弱い部分を的確に攻める。


だけど、その動きはすごく優しい。


「大丈夫か?」って聞かれるの、もう何回目だろ。


すっごい大事に扱ってくれてるって分かるから嬉しくなる。


だけど、嬉しいと思っている間に、今度は快感の波が押し寄せて。


蓮があたしの下着の中に手を差し込んだ瞬間、体中に電気が走ったみたいだった。


「すげぇ、濡れてる」


「……やっ……」


真っ暗な部屋の中にいても、自分の顔が真っ赤になったのが分かった。




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