王子様の甘い誘惑【完】

「いたっ……――」


押し寄せてきた下半身の甘い痛み。


蓮は焦らずに、根気よくあたしをリラックスさせてくれた。


「理生、ちょっと力抜けるか」


あたしの名前を呼ぶ蓮の声がいつもより艶っぽくて。


たまらずに蓮の背中に腕を回す。


汗ばんだ体。女のあたしとは違う筋肉の付いた背中。


蓮に抱きしめられると、キュンっと胸が高鳴る。






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