王子様の甘い誘惑【完】
「あ、そうそう。やっぱり理生、胸でけぇな」
「む、む、胸!?」
「押しつけられると、結構ヤバいんだけど。もう一回する?」
っていうか、あたしが胸を蓮の体におしつけてるわけじゃないんですけど!!
蓮があたしの体を抱きしめるから、こんなことになってるんでしょ!?
「す、するわけないじゃん!!」
「俺、理生の弱い部分分かったから、さっきよりもっと気持ちよくしてあげられるけど?」
挑発的な茶色い瞳があたしを捕えて離さない。
この誘惑王子め。だから、その茶色い瞳は反則なんだってば!!