王子様の甘い誘惑【完】
「ん~なんかよく分からないけど、この間ユキ先輩と会った時、サヤと一緒に図書館に行くって先輩は嬉しそうだったけどなぁ」
「……へ?なにそれ!?」
ユキ先輩が、嬉しそうにしてたって!?
「ちょっ、なに?ゆっくり、全部説明して!!いつ、どこで?」
「サヤ、興奮しすぎだってば~!!」
興奮するなってほうが無理!!
「で、で、何て言ってたの!?」
追い打ちをかけるように聞くと、理生はクスクス笑いながらもユキ先輩の話を教えてくれた。