そしてみんないなくなった

僕は驚いて淀川さんの部屋から逃げ出した。


助けを求めようと、もう片方の隣室、西くんの部屋に駆け込んだ。

鍵は開いていた。


西くんは手に毒の瓶を握ったまま、ベッドの上で眠るように死んでいた。

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